紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本
https://gyazo.com/87f175fe5fe29566f53c265b142c00c5
発行年:2020/4/15
プロジェクトを動かすためのhow toが説明されている
1.プロジェクト進行の重要性1 現代ビジネスパーソンの基礎スキル
2.プロジェクト進行の重要性2 理想と現実のギャップを埋める
3.プロジェクト進行の重要性3 解決すべき真の課題を見極める
プロジェクトとは
「当事者が実行する前に、何をしたらどんな結果になるかわからない活動」
当事者の知識によってプロジェクトなのかルーチンなのか変わる
有限な知識で未知の対象に働きかける行為
自分たちが本当にやりたいことはなんなのか探究する過程
[コラム]「コブラ効果」にご用心!
2章 プロジェクト進行の基本をおさえる
1.プロジェクト進行の全体像
要件定義は「あるべき姿」「どう実現するのか」を繋ぐ 2.序盤のポイント1 未知のものは何かを考える
一緒に働く人のスキル・価値観
落とし穴を探る
3.序盤のポイント2 テーマに適した進め方を選ぶ
4.中盤のポイント1 言葉の認識を合わせる
矛盾やわからないことが多い段階
ポイント
顧客の要望を分解する
どういう状態になりたい?
MUST?/WANT?
具体化する
作ってみると決まっていないことに気づく
顧客が本当に欲しかったものを類推する
このフェーズでのミスは後段への影響が大きいので手間を惜しまない
6.終盤のポイント1 メンバー全員がチームの全体像を考える
やればやるほど成果が出てゴールに近づく状態を作る
失敗すると息切れする
ここまでの矛盾が具体的に目の前に出るのでスピーディーに対応する必要がある
7.終盤のポイント2 プロジェクトの真のゴールを理解する
状況が常に変わり続ける
成功は「理想と現実を往復して、本当にやりたかったことを発見し、辿り着くこと」
[コラム]それらしい資料が一番危険
都合が良い情報があると信じたくなる
必要な検討がなかったりする
なるべく検証しておく
3章 プロジェクト進行における6つの落とし穴
1.落とし穴1 やればやるほど、うまくいかない
2.落とし穴2 ヒーローはいらない
たくさん書類を読んでも読まれるかは微妙(でも役に立つこともあるかも...)
3.落とし穴3 スケジュールは常に「絶対」とは限らない
Quality
Cost
Delivery
4.落とし穴4 キックオフミーティングは顔合わせではない
5.落とし穴5 定例会議は進捗確認の場ではない
6.落とし穴6 工程表は「正しい」とは限らない
[コラム]プロジェクト進行を改善するための「セルフチェックシート」
1.プロジェクト進行に最適な表現方法とは
2.プロジェクトのツボが簡単におさえられるツール「プ譜」
3.プ譜の特徴1 常に変化するプロジェクトの全体像をシンプルに表現できる 1枚で表現するため
1枚でまとまらなかったらリンクを貼りこむみたい?
具体的なチケット管理は別で行う
実際には1枚に収まらないこともありそうだと思った基素.icon
なるべく重要なことだけ書くみたいな感じ?
失敗したら別の方策にfallbackする=当初の目的がブレずに、次のやることがはっきりする
4.プ譜の特徴2 関係者間の「当たり前」を表現し、すり合わせられる
みんなの頭の中を書き出して合意形成する基素.icon 5.プ譜の特徴3 会議前・会議中・会議後の進行がスムーズになる
[コラム]炎上を予防するために大切な心構え
5章 プ譜の構造をマスターする
1.プ譜の構成要素と書く順番
左が現実、右が理想という形になっている
はじめはリソースは無視して理想から書いていく
2.獲得目標と勝利条件:どうなればプロジェクトは成功なのか
獲得目標(成果物としてのゴール)に対して勝利条件はいくつも考えることができる
勝利の仕方にその人のやり方が出る
獲得目標自体が定まらないケースも存在する
勝利条件が間違っていることもある。変える可能性もある
これがあるので獲得目標と勝利条件を分ける必要があるのだと思う
限られたリソースで複数達成するのは難しいため
勝利条件の表現でプランが変わる
攻撃して勝つのか、守り抜くのか
粒度にコツがありそうな気がする基素.icon
施策の有効性の判断基準になる
「Aになっている」「Bができている」
❌「Xする」
これは施策の言葉
数に制限はないが、中間目的同士の辻褄が合っているかを意識して取捨選択する
4.施策:プロジェクトを進めるための具体的な行動・アクションとは何か
6.プ譜の完成:理想の状態と現実のリソースを行き来する
7.プ譜の更新:仮説・実行・振り返りのサイクルで第二局面以降を進める
プ譜はスナップショット。
最初のプ譜は仮説に仮説を積み重ねているので叩き台。施策を実行して効率的に可能性を可能性の枝刈りをするのが重要 これが重要基素.icon
プ譜は進行ごとに重ねてまとめていく
プ譜1→1でやったこと→プ譜2(プ譜1に、試作の実行結果を書く)→プ譜3(プ譜2を元に中間目標や施策をアップデート)→...
つまり「計画」→「計画を実施した結果」→「アップデートした計画」→「計画を実施した結果」→...と譜面が進んでいく
やったことにたいする結果はどこに書けばいいんだろう?基素.icon
最終的に前から読んでいくとストーリーがわかるような成果物ができる
8.プ譜の運用:誰が書き、まとめていくのか
[コラム]こんな勝利条件はNGです
6章 実例から学ぶプ譜の書き方のコツ
1.プロジェクトの概要:IoTカメラのプロトタイプ開発
2.勝利条件は「やらないこと」を明確にしてくれる
3.中間目的はプロジェクトの辻褄を合わせてくれる
4.施策は実行できるものから実行する
5.中間目的が意思決定のスピードと質を上げてくれる
6.プ譜を書き、共有することのメリット
7.プ譜でプロジェクト全体の流れを俯瞰できる
[コラム]プ譜をチームにうまく取り入れる方法 その1
他人に質問してもらって答えたことを他人に記述してもらう方が負担が少ない
基素.icon
全体的に考察が飛躍している印象
勝利条件が変わることもある
7章 プ譜を書いてプロジェクト進行の技術を身につける
1.プロジェクトチームをつくろう
2.チームづくりの勝利条件と廟算八要素
3.チームづくりの中間目的
4.チームづくりの施策
5.「プロジェクトチームをつくる」のプ譜
[コラム]プ譜をチームにうまく取り入れる方法 その2
8章 プ譜の実例でつかむプロジェクト進行の勘所
1.他者がつくったプ譜から学べること
2.炎上中のIT開発案件を鎮火したプ譜
3.仲間の協力を得て、実力以上の成果を生み出したプ譜
4.中小企業のトップダウン型プロジェクトで売上を向上させたプ譜
5.会社勤めをやめ、起業して1年目のプ譜
6.プロジェクト未経験者が試行錯誤してイベントを成功させたプ譜
7.見切り発車のプロジェクトでメンバーが結束していったプ譜
[コラム]小学一年生でもプ譜は書ける
9章 プロジェクト進行を越えたプ譜の応用方法
1.チームメンバーの主体性を促す
上位レイヤーがかいたプ譜の施策を担当者がさらにプ譜にして入れ子構造にする
2.部門による縦割りの壁を越える
1との違いがわからなかった
3.顧客の成功の勝ち筋を見いだす
手法:すでに取り入れた顧客が解決した課題をプ譜を使って解析して(ヒアリングして作る)、全体像の中でどんな中間目標を解決するために自社製品を使ったのかを分析する
施策は会社によって異なるので汎用性がないが、中間目標は提案する際に使いまわせる
4.顧客の頭の中をその場で整理する
顧客にコンサルする感じ基素.icon
5.会議の効率と価値を上げる
6.マネジャーの知見を継承する
ヒアリングしてプ譜で打ち手の進行場面をまとめておくと後から追体験できる
プ譜というフォーマットにこだわるかはともかく、このような記録はやっておいて社内ナレッジにできる会社は強いだろうなと思う基素.icon
7.プロジェクト初期に予算を獲得する